(ディーターラム;1932年にドイツに生まれ、ドイツでインダストリアルデザイナーとして家電製品のブラウン社にてデザイン部門のディレクターとして努め、現在は雑誌wall paper のデザインも手がける。彼が手がけた多くのデザインはニューヨーク近代美術館など、世界中のさまざまな博物館の収蔵品となっている。)
*良いデザインとは革新的である;革新の可能性は使い尽くされる事はありません。テクノロジーの発展はいつも新しい革新的なデザインの機会となります。しかし、革新的なデザインはいつも革新的なテクノロジーと共にあり、それ自体では成り立ちません。
*良いデザインとは製品を便利にする:製品は使うために買われます。それは、確実に満足の基準である必要があります、機能性だけでなく、心理的にも審美的にも。良いデザインとは製品の使いやすさを強調しながらも同時にその価値を落とす可能性の全てを軽視しない事です。
*良いデザインとは美しい:製品の美しさの質は総体的な使いやすさにあります。何故なら製品は毎日使われるものであり、人々が良い生活を送るために影響を及ぼすからです。良い機能を果たす物体のみが美しいのです。
*良いデザインとは慎み深い;製品はツールとしての条件を果たされるものであって、それらは装飾的な物体でもアート作品でもありません。それらのデザインは従って、中立的で抑制されたものであるべきです。部屋はその部屋を使う人達が自己表現が出来る空間としてあるために。
*良いデザインとは正直だ:それがその物自体よりも力強くて価値があり革新的な製品である様には作りません。消費者を操作する事を試みて、持続出来ない事を約束したりはしません。
*良いデザインは良い状態のまま長く続く;ファショナブルである事でその後アンティックになってしまう事を避けます。ファショナブルではないデザイン、今日のすぐに物が捨てられる社会においても、その後に何年も続くものであります。
*良いデザインは首尾一貫している:何も独占的で機会を逃すべきではありません。デザインの経過と消費者への尊敬に対する配慮と正確さを持つべきでしょう。
*良いデザインとは環境を配慮する:デザインは環境保護を配慮して、貢献する事が大切です。それは資源を貯蔵して具体的にも視覚的にも毒素を最小限にする生活のサイクルと商品。
*良いデザインは可能な限りデザインをしない:より少なく、それでいてより良いー何故ならば、それは本質的な側面に集中しているからです。そして、商品は本質的でないものに対する義務などないからです。純粋なものに戻り、シンプルである事に戻ります。